周知しておく義務

コンニャクゼリーで怒ったばかりですが、
勤め先でも馬鹿消費者の振りかざす｢消費者の権利｣にはあきれるばかりで、
｢そんなの常識でしょ」というレベルのものの取り扱い方がわかっていない人が多くいる。
そして、自分の非常識さにぜーんぜん気がついてないので、
商品を交換しろ、不良品ではないか、検査してくれ
と、目を三角にして騒ぎ立てる。

昭和の頃、見ているTVの画面が急にバタバタ縞模様になっても、
人々は平然と、お気に入りの角を叩いたり、アンテナ線を振ってみたり、
チャンネルのダイアルを微妙にいじってみたりしたものだ。
誰も｢不良品交換｣なんて言って店に怒鳴り込んでいかなかったはず。
たとえ機械であっても、使えば壊れる。
少々の狂いもある。


あのさー、
１０年以上前に買った鍋の取っ手がぐらぐらしてきたからって、
不良品だって騒ぐのへンなんだよ、おっちゃん。
１０年ぐらぐらせずに使えてたんでしょ。
あんたが使ったからぐらぐらしたんでしょ。
んなもん初期不良とはいわねーんだよ！
そのうえなに。
お宅で買ったかどうかわからないけど、って
なにそれ！
うちに言えばなんでも新品と換えてくれると勘違いしてねーか？


というのは先週のアホクレームに対する私の心の中の声。(お下品ですな。

こゆうのほんっとに多いの。
４年使った布団がへたれてきたから不良品とか。
ばっかじゃないの？

なのに接客した人、常識を説明できないんだよねー
下手に反論すると
じゃあ、何年ならへたれないんですか？
って来るのが目に見えてる。
んなもん使い方で変わるんだ！ってのもその人には理解できないだろう。

え、この話題５回くらいここに出てる？
かもしれない。スマン。


ここで本題
日本には義務教育というものがあります。
先日うちの家族が
「もし学校がなかったら、駅のホームでみんな並ばないだろうなあ｣
とつぶやいてました。たまねぎ切りながら。

一様に全国民に教育を受けさせるということは、
「一般常識を知っておく義務が国民にはある」
と解釈してもいいのではないのでしょうか。
だから、非常識な人には、
「それは間違っている」とはっきり言っていいのではないでしょうか。
「布団は１回寝ただけでも汗を吸い、傷みます」
そいつの汗がバラの香りだろうが、普段汗をかかないさわやか派だろうが、関係ない。
あんたの言ってることが間違いよ
ってはっきり言わなくては、
非常識が常識化してしまうではないか。

ああでも、
赤組も白組も勝ちですバンザーイ！
とか
先生の指示に従えない子供を、個性的とか
先生が無能だとか、
(大体、親の手に負えない子も含めて３０人以上面倒見てるんだよ。無能じゃないだろ、普通は。）
（うん。。。たまに無能な人もおるみたいやけど)
そんなことやって常識をなくすことに力を入れている現代では
非常識が勝ちで、常識持ってると逆に馬鹿にされちゃうのかもねー。


あーあ。