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ほんとのこととか作り事とかいろいろ書いています。
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図書館で複数の本を借りてきた。
その中の1冊を職場に置き、昼休み用とし、もう1冊を通勤の車内で読んでいる。
もちろん、まったく違う本である。
職場に置いているのは『ニッポンの小説 - 百年の孤独』(高橋源一郎)、
もう1冊は『虐殺器官』(伊藤計劃)。
背表紙だけ見て選んできた本5冊の中の2冊なのだが、
偶然、どちらの内容も「死」や「死者」について考えている部分があり、
なんだか頭の中で混ざり合い、妙な感じである。
高橋源一郎は、『さようならギャングたち』の中で、
家族やペットの死、そして詩について描いているが、
大学の講義がベースになっている『ニッポンの~』の中身もそうであり、
これがこの人の永久のテーマなのだなと(いまさら)思うのである。
---しかし、灘高校はなんと多くの、(よい意味での)ユニークな小説家を輩出しているのだろう。
また、伊藤計劃の本のカバーの裏表紙には、作者の経歴が書かれており、
そしてその中で、伊藤は「現在執筆中」だと書かれている。
伊藤の作品を読むたびに私は、
人が死ぬということや人が生きるということについて、深く考えさせられる。
そんな作品を私が知ったとき、伊藤計劃はもうすでに他界していた。
「他界」というと、死者は他の世界に「存在」するのか?という
二人の問いかけがまた始まりそうである。
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