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ほんとのこととか作り事とかいろいろ書いています。
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とっかかりで終わっていた。
重症になって書けなくなったと心配されても困るので(しないって・・・)続きを。

深夜に陽性と気が付いた明くる日は土曜。
まず会社の上司に連絡して怒られる。
検査に行く前に知らせてほしかった。しかも休日に連絡もらってもさらに上に報告ができない(報告しようとしても連絡取れない)と、口調は柔らかだがしっかり叱られた。
さもありなん。
上司や同僚、月曜日出勤していいかどうかわからへんやんってことで・・・。
ほんとにごめんなさい・・・。平謝りする。

そのくらい、
どうせ陰性だから、検査前に報告しなくても大丈夫だろう
と信じていた。
だって通勤中のどこかで、
会社の出口で手指消毒し、つり革も持たず、手すりも触らず、トイレも使わないのに、
知らないうちに感染するなんて、誰が思うの???

医師は、保健所の状況からして、連絡が来るのは日曜になると言った。
私は家族にうつさないように、ひたすら布団で過ごすのみ。
家族は感染を恐れて物置化している部屋に移り、私は前の日に寝ていたリビングから動くことを禁じられた。
患者のいる部屋がリビングって、最悪なんだけど、それ以上あちこちにウィスルばらまかないで!ってことで、家族が籠城する羽目になった。
しかし洗面もトイレも同じところを使うので、気が気ではない。
私はトイレのたびにビニテをはめて行き、戻るときはドアノブやらレバーやらすべてシュッシュ。
アマゾンでペットボトルのお茶と水、除菌シートを購入。
食事の調理だけは家族がして置いてくれるが、なるべくっていた。
重症になって書けなくなったと心配されても困るので(しないって・・・)続きを。
深夜に陽性と気が付いた明くる日は土曜。
まず会社の上司に連絡して怒られる。
検査に行く前に知らせてほしかった。しかも休日に連絡もらってもさらに上に報告ができない(報告し用としても連絡取れない)と、口調は柔らかだがしっかり叱られた。
さもありなん。
上司や同僚、月曜日出勤していいかどうかわからへんやんってことで・・・。
ほんとにごめんなさい・・・。平謝りする。
そのくらい、
どうせ陰性だから、検査前に報告しなくても大丈夫だろう
と信じていた。
だって通勤中のどこかで、
会社の出口で手指消毒し、つり革も持たず、手すりも触らず、トイレも使わないのに、
知らないうちに感染するなんて、誰が思うの???
医師は、保健所の状況からして、連絡が来るのは日曜になると言った。
私は家族にうつさないように、ひたすら布団で過ごすのみ。
家族は感染を恐れて物置化している部屋に移り、私は前の日に寝ていたリビングから動くことを禁じられた。
患者のいる部屋がリビングって、最悪なんだけど、それ以上あちこちにウィスルばらまかないで!ってことで、家族が籠城する羽目になった。
しかし洗面もトイレも同じところを使うので、気が気ではない。
私はトイレのたびにビニテをはめて行き、戻るときはドアノブやらレバーやらすべてシュッシュ。
アマゾンでペットボトルのお茶と水、除菌シートを購入。
食事の調理をしなくて済むよう、パンをいっぱい買い込み、配給された。
土曜はそうやって気を遣うけどどうしようもない状態で過ごし、
日曜日にホテルか病院に連れて行ってもらえることを祈った。

日曜の朝起きて、お手洗いに行き腰を下ろすと、急に目が回り、やばいと思った。
吐く?でも汚したら掃除が大変どころか家族がトイレを使えなくなる。
困った!と思った瞬間・・・

何分そうしていたのかわからない。
「なんかおでこの上がキリキリいたい。前髪が何かに挟まってる?
え?なんで?どこに挟まるの?」と訳の分からないことを思って意識が戻った。
「だいじょうぶ?大きな音がしたけど、どうしたの?」
家族がドアの向こう、ちょっと離れて大声で呼んでいる。
私は床に横たわっていた。
頭に手をやったが髪の毛は引っ張れていなくて、その代わり壁に立てかけてある大きなポスター額を頭で押しているような状態だった。

見られなくてよかった…
用を足す前で汚れてはいなかったが、おしりを出してトイレの床に寝ているところなんて誰にも見られたくない。
生きててよかった。パンツ上げれるし。
起き上がるとめまいは止まっていたが、おでこから頭頂にかけてかなり力強くどこかにぶつけたらしく、がっつり大きなたんこぶができてキンキン痛かった。
倒れるようじゃまずい・・・保健所に電話をして、このことを話す。
「倒れて頭を打たれたということなら、病院の方が良いですね・・・
担当から改めて連絡します」
そしてお昼ごろ、他の担当者から電話があり、症状や濃厚接触者の有無など色々聞かれた。
そして、入院の準備をしておくように言われ、次の連絡を待つことになった。

市町村によると思うが、私のところでは、療養施設によって設備というか持参するものが違っている。
病院ならばタオルやティシュ、洗面器など、結局普通の入院患者のごとくすべて自分でもっていかなければならないが、寝間着は1日いくらか払って借りれるかもしれない。
Aホテルの場合は、タオルは持って行かなくてよいが、室内着かパジャマが必要。
Bホテルはタオルついてない・・・
そんな感じのPDFを読んで、病院に行く場合の準備を始めた。
一人で行かなければならず、途中売店は使えない。なかなか量がすごい。
お風呂はどうせシャワーしか使わないので、洗面器は省く。
ずっと使わずに残していたプラの使い捨てカップをマグカップ代わりに持参。
2時ごろ?やっと第3の担当者より電話。準備できていますか?行先は●●ホテルになります。
「え。頭打ったから病院って聞いていたのですが」
「ホテルだと今日中に移動してもらえますが、病院の場合明日になります」
「(がーん)これ以上家族と同居無理だし、ホテルに入れてください」
そして次に、ドライバーさんが近くに行ったら電話をくださるとのことで、また電話待機となった。
夕方、4時も過ぎていたと思う。ドライバーさんから電話があり近所の目印になる場所まで来れるか聞かれる。
歩くと10分くらいかかって少しきついと言うと、その目印からの道順を聞いてくださり、家の外で待つことになった。
運転席と後部座席の間をビニルシートで仕切った車で、患者を運んでくださるドライバーさんには本当になんとお礼を言ったらよいものやら。でも、マスクをしているとはいえ私は得体のしれない病気の感染者。おしゃべりするわけにはいかないので、到着してからも車から離れたところで深くお辞儀をして謝意を示した。

裏口からホテルに入ると、エレベーターの前に受付があり、マニュアルと部屋のカードキーが入った袋をもらい、食事をとりに行くとき必ず持って出ないと締め出されると説明を受けた。
そうだよね。うっかりやるから怖いよね。
一人で部屋に上がると、普段出張で訪れる有名大規模ホテルよりずっときれいで広いセミダブルの一人部屋だった。エアコンも付いていて明るく清潔だ。
歯ブラシセットはないものの、タオル2種やシャンプー・コンディショナー・液体せっけんは備え付けられ、ティシュも有名メーカの小箱で用意されている。ポットもマグもあるし、テレビもwifiも使い放題。
すごい・・・。申し訳ない・・・。
でも、清潔だが古いホテルのせいか、枕元にUSBソケットがない。
たったそれだけが不便だったが、どうせ一日部屋で寝てるか座ってるかなので、起きて座っているときでも充電はできる。

部屋にはプラスチックの新品の収納ケースが2個あり、そこにゴミをためていき、最終日にはシーツやタオルなども一緒に入れて、はめたら外れなくなるふたを閉め、ゴミ置き場になっている部屋に自分で運ぶ。弁当の容器やペットボトルも約一週間そこに溜めるので、弁当の後は軽くすすいでにおいが出ないよう気を付けることにした。

ホテル療養の場合、ゲーム機やPCやおやつ類を持ち込んでも良いと準備物の案内に書いてあったが、気持ち的にも荷物の量的にもそれは無理と思い、さすがに持ち込まなかった。
最初の2日ほどはまだ微熱があり、そんな気分に離れず、横になっていることが多かったが、もっと元気な患者であれば、きっと退屈したことだろう。

しかし、退屈とはいっても、結構規則正しい生活をしなければならず、1日3回、フロアのエレベーターホールに食事をとりに行くとか、午前と寝る前の検温・酸素飽和度の報告電話への応答、医師の電話診察などあるので、「この時間はお風呂に入れない」とか「部屋の電話が鳴ったら起きなきゃ」とスケジュール重視になる。
一度、横になっているときに問診の電話がかかってきたのだが、ベッドから急に降りてスリッパをはいて電話にかけ寄るのが結構危なっかしかったので、電話がかかってくるまでは起きて待つことにした。(自分のスマホでなくて、部屋の電話にかかってくるのだ)

そのホテルの食事は、某大手持ち帰り弁当会社の弁当だった。それにカップみそ汁が付いてくる。朝はパンと紙パックのジュース。
入所一日目は疲れていて熱もあったのでやむを得ずご飯を少し残したが、残飯はゴミのにおいのもとになるので次の食事からは頑張ってきれいに食べるようにした。
退所してしばらくしてから、他の市町村で食事の基準が守られていないことがニュースで報じられていた。私が頂いた食事も多分国の設定を満たしてはいないと思うが、療養中同じお弁当は出てこなかったし、量的には十分で、あれ以上豪華なものを食べたかったとは思わない。むしろ無料で食べさせていただき、感謝している。

しかし、だ
1回だけ利用者に対して頭に来たことがあった。

お弁当のふたには、大きな字で部屋番号か書かれている。
自分の部屋番号のを持ち帰るのだが、うちのフロアは5~7部屋くらいしか利用されておらず、
皆上手に廊下の物音をうかがって、人に合わないように取りに行っていた。
その時私は、3番目にとりにいったのだが、なぜか私の番号がなかった。
ドアスコープで見たときに、私の部屋は角部屋なので、ドアの前の廊下はよく見えており、
直前に出入りした、私の部屋から2個目の部屋の住人が疑わしかったが、部屋まで聞きに行くわけにもいかない。
いったん部屋に戻りドアスコープでのぞいていたら、疑わしい部屋からまた人が出てきて、エレベーターホールにの方に向かうのが見えた。
こいつだ!
私は廊下に出て、弁当を抱えてこっちに来る腹の出た男性に話しかけた
「お弁当、間違えられました?」
「はい」(にやにや照れている)
「フタ開けられました?」
「はい」
はあ…謎。一回開けたやつ、戻してきたん?
「それ(男性が新たに持ってきた弁当)、新しい方でしょ。交換してもらえません?」
「そうですね」(と素直に弁当をくれる)
そういうわけで、見知らぬ腹のでたおっさんが手にした新品の弁当を入手することに成功したのだが、そこで捕まえていなかったら、おっさんが一度開封してしまった弁当を私は知らずに食べる羽目になっていた。
弁当を取り間違ったから自分の部屋の番号のを食べてくれと伝えに来るとか、内線で言ってくれるとか、スタッフに説明するとか、何でも方法はあっただろう。なのに黙って戻すなんてひどい奴だ。
初めてやらかしたのじゃないかも知れないし、ほんとに呆れてしまったので、次の食事の配給からは、アナウンス直後に1番に取りに行くことにした。
がっついていると思われたら不本意だが、安全が一番だ。
それに考えてみれば、どうせ対処まで顔を合わせない名も知らぬ人たちだから、どうでも思わせておけばよい。お互いの迷惑にはならない。

TVを見るかスマホを見るしかすることがないので、よくTVを観た。
ニュースの中で、家族が感染して濃厚接触者になった地方担当記者の取材(といっても記者ご自身のこと)動画が流れていた。
保健所の対応が遅く、濃厚接触者としてどう動いたらよいのかわからないので困った。
保健所は速やかに濃厚接触者に連絡をとれる体制を作るべきだ。
と記者はカメラに向かって怒るような口調で訴えていた。
それを見ている私はTVのこっち側で、「あのなあ・・・」と言ってしまった。
保健所の人たちが深夜までかけTELしたりしても追いつかない状態と
毎日ニュースで流れているのに、何を言ってるんだこの人は。
ただの、自分の仕事に支障が出て怒ってるおっさんでしかない。
そんな体制出来ていたらって、今言っても理想論じゃん?
深夜まで頑張っている人たちがいて、感染リスクにさらされながらも協力している人たちもいて、さぼっていてこうなっているわけじゃないのに、面と向かって「遅い」っていうんだなこの人は・・・・。
記者のうっ憤を晴らしただけのそんな動画を流す局も、どうなんだろうねえ。従事者にありがとうとか言ってるくせにそんな叱咤するような映像も流してしまうことに不思議さを感じた。


そうこうしているうちに体調も良くなってきて、汚れ物を家に持ち帰らないように、下着やフリースなどを洗濯して室内干し(これがまたよく乾く!)した。
家からは、スリッパの代わりにシャワーサンダルを持ってきていたので、退所の前の晩にこれも洗剤できれいに洗い、乾かして消毒もした。(気に入っていたので捨てずに済んでうれしい)

発症後10日目、うちは迎えに来てもらえないので、今度は駅まで送ってもらい、無事退所。
帰りはもう感染させる心配なしということで、同じ日に対処するほかの人と一緒に後部座席に座った。降りてから、ドライバーさんに笑顔で見送っていただき、私が感染してしまったことで、たくさんの人にあらゆる手助けをしてもらったことを改めて実感した。

家に帰るとまだばい菌扱いされて、全身アルコール消毒しないと玄関から上がれない雰囲気で、1週間くらいはまだ食事を別にしていたが、今から思えばどれだけ不安だっただろうと思う。
幸い家族だけでなく職場でも私から感染した人はおらず、職場に復帰させてもらえたが、一時はどうなることかとほんとに心配した。

気を失って倒れた時のたんこぶは、その後1か月くらいかかってやっとなおったが、退所1か月経ってから一応脳神経外科に行き、MRI検査をして頂いて異常なしと判定された。
骨折してるだろう、そして脳みそスカスカだろうとかなり緊張したが、何も異常は見つからず、脳もしっかり詰まっている方ですよと言われた。
それじゃあこのおバカさんは退化じゃなくて仕様なのか。
それはそれでがっかりしたけど、後遺症なく全快できたことにほっとしている。
もうこんな病気が流行することがないよう、心から願ってやまない。

おわり。

・実は発症3日目(入所2日目)から、味はわかるのに嗅覚がなくなり、シャンプーに鼻を突っ込んでみたり、ゴミ箱に顔を突っ込んでみたりしても何も感じない状態に陥ったが、
風邪の鼻詰まりの時と違って、ちゃんと味はわかるという不思議な体験だった。
退院する前の日くらいからなんとなく嗅覚は戻ってきて完治し、その後再発はありません。






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