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勤務先でね、女性躍進について考えるフォーラムとか、その類のものがあるわけです。
女性の管理職も普通にいるし、産休・育休をとっても嫌味なんか言われないし、同じ部署にとはいかないながらも、ちゃんと相応の職場に復帰できる環境なので、客観的に見れば働きやすい職場じゃないかと私はおもっています。
このような環境において、出産や育児で仕事を辞めるか辞めないかは、その人と、その人の家族の問題じゃないかと思うわけです。
確かに、「明日会議の進行役をしなければならないので休めない。なのに子供が熱を出した」という状況は誰にでも起こりうるわけですが、そんなときに休めないのは会社が悪いのでしょうか?また、性別に関係なく、「このタイミングでそれ??」みたいな困った状況に陥ることは誰にもあるでしょう。「親が」「自分が」という緊急の困りごとが起きたときに、職場が何とかしてその人を助ける、または代わりの人で切り抜ける、そんな仕組みがあるのが働きやすい職場かもしれません。
私は、女性の働きやすさばかり考えるのは、不公平じゃないかと思うわけです。
男性だって介護もする。介護のために知事を辞めた人も過去にいるわけですが、そのときに男性の働く環境を考え直そうなんて声はたぶん上がっていない。
「女性が出産・育児しながら働ける環境を」という性別を限定した考え方は、裏返してみれば「女性が子供の面倒を見るもの」と決め付けているのと同じじゃないかと思うわけです。
休めないときに子供をみてもらえないのは、職場のせいじゃない。そして、男性にしろ女性にしろ、休みを取っている間も職場は業務を続けなければならない。代わりの人に任せざるをえない。代わりの人が業務を遂行する部分が多くなると、休んでいる人は実質上その業務の補佐役になってしまったり、その役目からはずされてしまうこともありうるし、貢献度が低くなれば上位のポストに着くのも難しくなる。しかしそれは、その職場がその業務を進めて結果を出していく上で仕方ないことではないでしょうか。

女性の仕事について、私の勤務先について考えるとき、「女性躍進?は?」と思うことがもうひとつ。
直接雇用の従業員1万人のうち、半分どころではない人数が、パートタイマー・嘱託・アルバイトです。大部分を占める女性パートの時給は、都道府県の設定する最低賃金とほぼ同じで、年配者も多い。
その時給では例えば拘束時間8時間・休憩1時間で働いても、福利厚生・税金を引かれた月収は10万にしかならない。その金額は、同じ職場で同じ仕事をする非正規雇用(つまり派遣)従業員の所属する派遣会社に支払う費用の2分の1~3分の1でしかないパターンさえあるのです。
多くのパートタイマーにとっては、躍進もクソもない。 (あ。失礼。)
うちのような比較的恵まれた環境において女性躍進について考えるならば、このような悪条件で働く人が多くいることも認識した上で、仕事のウエイトや、成果に応じた処遇であるかどうかを考えるべきだと思う。「高給やポストはそのままで自由に休みたい」という主張は、「家族の世話をしてやりたいからフルタイムで働けない」という考えで安い賃金に応じているパートタイマーからみると、ちょっと腹立たしいものではないかとわたしは思っているわけです。
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無題
正直、奥の深い問題だ・・・・
ほんま、高齢化が進んでるしなぁ…
すの^-^まん URL 2014/12/21(Sun)17:47:36 編集
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