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工業デザイナーの榮久庵 憲司さんが亡くなりました。
榮久庵さんの、道具とそれをデザインすることについての考え方は、
デザインする人の意識だけでなく、
モノ(=道具)を使う私たちの生活の作法のあり方をも向上させるものであると思います。
その中のひとつに、
道具を雑に扱うと、生活も雑になる
というような言葉がありました。(耳で聞いた記憶なので言い回しは違うかも)
まったくそうだと私も思います。

ここから先は榮久庵 さんの言葉で無く、それを聞いた私の思いですが、
生活者としてすぐに思い当たる例えとしては、
食器という道具はどうでしょう。
食事とは、食物を摂取することであり、その目的だけを果たすならば、
スーパーで買ってきたスチロールトレイから、直接食べても問題ないわけで、
コンビニで買ってきてチンしてそのまま食べるという食事の仕方も、
現代人のライフスタイルとしてはごく普通に受け入れられるようになりました。
コンビニの食事は自分で作るよりも高くつくので、金額的には貧しいとはいえないでしょう。
しかし、生活の様式としては豊かとは言えないのではないかと私は思います。
食器という道具を使う人、
食器には盛らないけれど、デザインされた使い捨て容器に入った食事を摂る人、
殺風景でない容器に入れて食べ物を売る人、
それぞれに制限はあれど、食べる人の食事を雑でないものにしようと考えている。
デザイナーは、それに応える意匠を発案しなければなりません。
それが使命。

好きな「形」を作ることは、ある程度誰にでも出来る。
単に、きれい・かっこいいという視覚的快感を追うだけでなく、
使う人、使われるシーンを想定して「形」をデザインすることが、
工業デザイナーにとって大事なこと。
そういう意味じゃないのかなー?
すべての道具が丁寧に作られていたら、
私たちの生活はきっともっと豊かになるって、私は思うわけです。

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