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ほんとのこととか作り事とかいろいろ書いています。
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発売されて図書館の蔵書リストに上がってすぐ、『騎士団長殺し』の予約をしていた。
毎日蔵書リストをチェックして、ようやくリストに上がった初日に予約したのだが、すでにものすごい数の予約が入っていて、これはもう年内に読めないなと思っていた。
だけど、本というのは発売すぐに読もうが1年後に読もうが、内容は一緒であり、自分の周囲の環境や人間関係が要因となる変化以外は、それを読むにあたって何も影響しない。
そして、この本を読みたいと思ったのは、そのような要因によるものではないので、何年先に手にするのでも別によいわけだ。
ごくまれに、「この本と、あの時出会えていたら」というようなことが起こることもあるのかもしれないけれど、今までのワタシにはそれは無かったし、それに第一、まだ読んでいない段階にその後悔は起こることはなく、何人にさえ予期できないのだから仕方ないのである。

今読み終わったのは前編で、昨日、後編の順番が来たとメールで知らされており、私の前にこれを借りていた人は、まるで私と同じペースでこの本を読んでいたようだとちょっと面白く感じたりしている。
私はこの本を3回の通勤と1回の昼休みでひととおり読んで返却する。
大抵の本がそうであるように、もう一度読むとか、引き返して確認することはない。
そうやって、新刊を購入して1回読んだのち書棚に並べ、そして引っ越すときに処分するというむなしい行為を数回重ねたのち、今の買わないスタイルにたどり着いた。
蔵書に無ければリクエストも利用する。
誰かが後で借りて読んでくれると思うと、私だけのために購入されて捨てられる本よりも、幸せな本にしてあげられると思ったりもする。

騎士団長殺しには、私の好きな村上春樹の匂いを感じる。
だけど残念なことに、今回もやっぱり私が好きな初期の村上春樹の小説ではなくて、ノルウェイ以降の村上春樹の小説でしかない。
簡単に言えば、「読んでいる本を横から急に覗き込まれたら、読んでいるページによっては恥ずかしい」という点が私を残念がらせるポイントであり、そんなことを言うと「お子様向けのラノベだけ読んでおけ!」と罵声を浴びてしまいそうではあるが、口に出すのがはばかられる単語や描写が無くても小説は成立するし、十分楽しめる。(私はね。)

さて、ストーリーの展開がとても楽しみなので後編を借りに行くとするか。
読めないところが面白い。だから読みたい。

では。では。
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