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ほんとのこととか作り事とかいろいろ書いています。
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2013に書いた記事に、今でも結構アクセスがあるので、
今年は久しぶりにやってみる。
腕が鳴る。
去年はー、シュウカツしてたので暇がなかった。
一昨年はー、家の事情でそれどころじゃなかった。
という言い訳はもういい。れっごー。

読まずにとってあった新聞を広げ、先ほど初めて解いてみた今年のセンター国語。
ウハウハ何じゃこりゃー。
現・古・漢とおして、読みやすい問題文そろい踏み。これ、平均点すごく高くない???

さて。では現国第1問より。
土井隆義先生の『キャラ化する/される子どもたち』
リカちゃんから始まってるけど、リカちゃんがテーマではもちろんない。
二次創作の話でも全然ない。
キャラのキャラ化の話でも、ない。
子どもたちがリカちゃん化される話でもないから。

段落4までは、
おっと。いつから問題文の段落番号って付く様になったの?これ助かるよねえ。
私は以前自分で番号振ってたよ。
はい。
段落4までは、導入みたいなものだから、ちゃんと読むけどここで悩まなくて良い。

あ。ちなみに。
2013年にも言ったけど、私は国語のセンセーじゃなく、
単に国語の問題を解くのが幼少のころから趣味というか大好きというか、
国語だけは落とさない国語テストフェチなただの素人だから、
プロの解説とは違うことを書くかも知れない。
私はこのテストを分析するのが仕事じゃなく、
単に、正解をこーやったら出せたよってことを書くだけなので、
そこのところは何卒ご了解いただきたいなって思うわけ。

問題文は一応最後まで読む。読みながら、漢字でかくべきところが傍線付きカナになってるところは、横に漢字書いちゃって良いと思う。
大昔の試験なら、「当てはまる字を選べ」だったんだけど、
最近のは「同じ漢字を含む文を選べ」なんだよね。
実は同じの選ぶほうが簡単じゃないかと思う。
わかんなくても、選択肢の中で同じような意味に使われているのを選べば良いわけだし。

それと、「注釈」なんだけど、文章読んでる途中でいちいち中断して文末まで行って読むのは動線として効率の悪さを感じる。先に読んで良いんじゃないかな。注釈だけ。
どっちみち、注が付くような言葉は、そこで読みに行っても先に注釈読んでいても、わかんなさとかおぼろげ具合とかはあまり変わらない。それなら問題文を一気に読めるほうがずっと良い。

第4段落を読むと、これはキャラや創作物についての話じゃなくて、実は人間のコミュニケーション術の変化についての話なんだよってことがわかる。
そもそも、最初に出典のタイトルを見れば、主題が「子どもたち」だってわかってるんだけどね。
ここで一旦、「リカちゃん」と「やおい」は端に除けてしまう。
「やおい」ってご存知でしたか?実は私は知らなかった。注釈を読んで「ふぅん。男同士の絆ね。読み替えって具体的にわかんないけど、二次創作って書いてあるからたぶん同人誌とかの原作以外のストーリーのことだよね。」と思っただけ。だって、この注釈だとせいぜいその程度でしょう?わかるのは。実際にそういう本を読んでなかったので、それ以上は特に思うことなしだったわけだけど、ネットで話題になっているので検索して、はあなるほどそういうわけかと。しかしまあ、うまい注釈をつけたなと。まあ、「やおい」の意味をよく知っていても、だからといってこの文章の捉え方が変わったわけでもないだろうし、得も損もないと思われ。2013年の「スピンスピン」もそうだけど、好きな(笑)言葉とかへんちくりんなワードとかにひっかかってニヤニヤこだわってると、こける。だってその言葉がこの設問のなかで重要になりうる可能性は0に近いんだから。一種の記号程度にに思っとくほうがいいべ。
そして以降の段落から先生の社会分析とコミュニケーションのお作法の変化についての論述が始まる。
昔はこうだったけど、今はこうだよねって話とか、人気のキャラクターはこんな特徴を持ってるんだよ、そしてその「受容されやすい特徴」を取り入れたのが今の子どもたち(つか、今文章を読んでる受験生も当事者と言える世代だよねー)がやってる「キャラ作り」なのだよって話しだよねきっと。

ここで話がそれて申し訳ないのだけれど、私の文章ってかなりくどいよねって常々思ってきたわけなのだが、近頃、西尾維新氏原作のアニメをよく見るようになったせいで、「ま~あいいか」といささか気分が楽になってきている。
あのアニメの長台詞と口語なのにやたら固い口調は、語るキャラのPOPさや画面のつくりの斬新さと相反して、最初はおいテレビ消せよって言いたくなる手前くらいレベルの不快指数をマークしたのだが、今ではつい真似てしまいそうになるくらい む。話がそれすぎた。元へ。

キティちゃん・ドラえもん・しまじろう・アンパンマン・・・。
人気のキャラクターには、顔パーツの配置の黄金比とか、なんちゃらかんちゃら実は法則があるらしい。これも余談。
企業はより多い収益を得るために、愛されるキャラクターを作る。
人はより良い人間関係を得るために、自分を愛されるキャラクターに作り上げる。

おーい。
いつまでたっても問1さえ始まらないじゃん!

すみません。やります。

問1。漢字。こんなの落とすな。でも落とす人がいるので、漢字を思いつけなかったときの答えの探し方も書くよ。
1)態度を取り繕う。
「~態度を取り、作ろうことは」と最初に読んだ人も中には・・・いないと信じたい。
いたとしても、選択肢の中に「作」は出てこないからその間違い方はありえないけどね。
選択肢は、漸増、全容、営繕、学生然、禅問答 
なので答え3。取り繕うも営繕も、セッティングをキメるみたいなニュアンスが共通。
2)収束。選択肢は反則、促進、閉塞、一触即発、束縛。
答えは5。1つにきゅっとまとめる収束と、きゅっとシバリをいれる束縛。
3)顧みても。問題文を読んで国語が苦手な人の中には「日々の生活を省みても」とどっち?と汗をかいた人もいる?大丈夫。書いてますよ。答えは選択肢の中にある。なんて親切なセンター試験の問1。選択肢は、故意、古式、鼓舞、孤独、顧慮。「省」は無いから。顧みるって動作自体が頭で考えてるんだから、顧慮が書けなくても文脈で5を選ぼう。
4)回避って、よく使うでしょ?大会、大海、転回、下界、開陳(こんな言葉あまり使わないよね)。ぐるっと回って避けるとくるっと回す転回。だから3。
5)縮減もあまり使わない言葉かなあ。文脈から考えると、複雑さをナントカしてわかりやすくしようってことだよね。選択肢は祝して、粛々、宿敵、淑女、緊縮。複雑を解決できそうなのを探すと、縮?じゃあゲンは減がはまりそう。どうもこれが正解らしいから5を選ぼう。

ここまでマークしたときに、自分の解答が3・5・5・3・5になってて、漢字に自信の無い人は早速悩む。大丈夫、合ってますよ。数字の並びなんて気にしないでください。

問2。
第1段落では昔のリカちゃん、第2段落では近年のリカちゃん。
ミッキーに変身したりするなんて、知らない男の子は多いはず。女の子でも興味が無ければ知らない。けどそんなことどうでも良い。文章からわかることしか出題されないから。
選択肢の中で、使用前・使用後ならぬ昔と今の比較をどういっているか確認していく。
1.憧れの生活スタイル(それは、あらかじめ設定された固定的なもの)の具現→その場その場の物語に応じた役割を担うもの
2.特定の物語を持っているリカちゃん→『世代ごとに』異なる物語空間を『作る』もの
3.人気の遊び道具であるリカちゃん→国民的アイドルのリカちゃん
4.憧れの物語の主人公リカちゃん→身近な生活スタイルのリカちゃん
5.着せ替え人形リカちゃん→想像力をはぐくむイメージキャラクター。
第1~2段落で、リカちゃんの演じるものがどう変わったのかを読み取る。
少女のモデルとして1つのパターンしかなかったものが、臨機応変に設定を変えるようになったって話なので、3~5は即アウト。2は、『』の中が本文と違うので1が正解。


問3。私事だけど1回書いたのに今ブラウザが落ちた。書き直し。キー。
傍線部は、~が「失われ」まで伸びてないところに注意。失われる前のことを聞いているので、そもそものリカちゃんのことを答えなければならない。
だから、第1段落と第5段落をよく読む。
そして、選択肢を見ると、最初から”内面的な要素”まではどれもまったく一緒。
その後のそれぞれの文の違いを見よう。
1.「比べながら」ってことは、やっていないし、複数使い分けてない。
2.「隔たり」はあっただろうね。一貫した文脈に収束させるのは矛盾を生じさせないことにつながる。
3.「ずれを意識」してたろうね。でも社会的に自立したイメージについて言及してない。
4.「重ね合わせ」られない。生まれ持った人格に言及してない。
5.「合致」できないし、個別的ではなかった。
てことで2。

問4。
段落11に傍線部Cがあるけど、「生身のキャラにも」だから、キティーやミッフィーと同じようにってこと。じゃあキティやミッフィーはどんなん?ってことで段落10も読んでね。
選択肢はこちらも最初のほうが同じ。造形の単純化がまず本文でどうかかれているか確認。
1.造形の単純化と価値観の関連性という話はない。線が単純だから海外でもって書き方もしてない。
2.強い印象を与え「把握もしやすい」と本文にあり。個性という言葉は使っていないので怪しい。ここで迷うが、自分の性格や行動を把握させやすくするための単純化じゃなくて、そういうめんどくささが省けて人間関係がわかり易くなるところが利点だから違う。
3.人物像の多面性を削ると個性が堅固になるなんていってないっぽい。
4.キャラクターの特徴と人間関係の明瞭化について正しく述べてる気がするよね。
5.後半のほうが聞いたこともない話だから、ない。
で4が答え。2と4で迷いそう。迷ったときは間違い探しで決める。

問5。
1.自分が信じる~突き通さないと が違う。
2.複数のキャラの演じわけが必要な時代という意見が良い。
3.自分らしさの画一は求められないので違う。
4.自分を抑えてキャラになりきるのでなく、自分のいろいろな側面を違ったキャラに当てはめるのが現代風。
5.他者に対して誠実でありたいからキャラの使い分けが生じる。
てことで2が答え。

問6。 問題文の肝心なところが親切に太字表記されてる。至れり尽くせり。
ⅰ)
1.リカちゃんはべつにへりくだってないと思うのだが?
2.正しいよね。筆者の意見じゃないことを書こうとしてるところだから。
3.婉曲表現だから正しい。
4.はらむ、つまり内包しているということなので正しい。
答えは1

ⅱ) 間違い探し好きやなあ。
1.いかにも第6段落を受けてさらに踏み込んでる。
2.ですです。
3.11段落までを受けて、具体的に話を転回しており論点を変えてはいないよ?
4.そうですよね。畳み込むように、しかしやんわり。そしてちゃんと結論を導いてる。
てことで3。

第2問 小説たのしいなぁ。
子どもの親に対する心象を問う問題、多いよね。親を愛していない受験生には解けるのかどうか。小説を読むことで、家族について考える機会が出来ればよいね。
今の子どもの生活って、電話も専用、部屋も専用。友達の家に電話をしたら家の人が出てきて取り次いでもらわなきゃならないとか、電話の話が親に実は聞こえてるとか、そういうことが少なそう。見えないよね、家族が。センター試験に関係ないけどね。

問1。目くばせは目による合図だから5、無造作は丁寧にしない。しかしわざと荒くするわけでもないから3、見栄をはるの逆だから2。

問2。
まず席を買ったことについての「私」の心象。
18行目で照れてるね。12行目で「話は聞いていて~ほっとした」とあり、あらかじめチャンスがあれば買うつもりもあったわけで、2と3はまずない。
4は向かいの女性との旅がうれしいとは書いてないのでこれも違う。5は、次の仕事が控えていることは13行目に書いてあるけど準備が出来るとは書いてないからだめ。
2~5が消えて1を確認したら間違ったことは書いてないので答えは1。

問3。
「え~?お父さん見送ってくれてたの?いやん見てなかった残念~!」
と奥さんが言えば、「私」は別に残念じゃないんだけど。
「私の方が」じゃあ本来は他の人が残念がるべきところっていうこと。
「残念」と奥さんに思わせたかった。
1.険悪が耐えられないとか和解させたいとかじゃない。
2.父子に共感はない。夫を思いやれとも思っていない。
3.座っている後ろめたさから言い出したわけでない。
5.この内容は描かれていないし、残念が結びつかない。
4が正しい。

問4。
1.夫を忘れて鹿児島に気持ちを向けてるわけでない。生活のために仕方なく東京を離れ、実家なら何とか食べ物にはありつけるだろうという程度じゃないかな。
2.不満はあれど募らせていたというほどの記述はなく、うっとうしい表情のままミルクを作っており、すみませんねぇという言葉は出ているが気遣いに感激しているという様子もない。
3.汽車の中にようやく云々に、「今は、」以降があてはまる。
4.「乗り遅れなくてよかった」はない。
5.まくし立てていない。
てことで3。

問5。歌っているのは父親を恋しがり、一緒にいたいという気持ちを表す言葉。
1.騒がしさに圧倒されてということはない。
3.出発の時のいきさつから、男の子が父親に対しそのようなことは思っていないと思われる。
4.両親の不和を案じているというくだりはなく、「私」も父親の態度云々とは考えていない。
5.父親だけを信頼しているという様子はない。
2が正しい。

問6。最後の問題はまた間違い探し。2個。
1.一体感?はない。116行目~118行目。
2.そういうもんだよね。
3.赤ちゃんも使いよう。うまい。
4.次第に高ぶってない。
5.だよね。
答えは1と4

以上。次古文。

第3問
今昔物語とはなんと・・・・涙が出そうに読みやすい問題文。
読んでて笑いが込み上げてくる。「読める!読めるぞ!byムスカ」
ラッキーかどうかはわかんない。みんなが点数取れそうだから。

これも注釈は先に目を通したほうが良い。すらすら読めるから。

問1。
念じてにもいろいろあるけど、場面を見ると、殺されなくて喜んでと直前にある。
気分が悪く頭も痛いけど、「念じて」はよ帰って嫁さんに話そうってくだりで、後悔も祈願も我慢も用心もない。ただ喜び感謝。ありがたや。なので5。
どうやってこんな隙間から入るんだろう=この隙間から入れないだろうだから5。
いかにという人がいない=「?」って言う人がいない。見咎める人がいない1。

問2。
a.鬼が
b.男の
c.牛飼いの童で
d.扉の隙間で
e.男の

てことは1が答え。

問3。
タイミング的に1じゃない。2みたいなことは思ってない。3も違う。
4そのとおり。妻子が無視するのは、男の姿が見えないからである。
5いや、そこじゃない。それに、妻子が「男死亡」と勘違いするのは、その後に出てくる記述。

問4。
「あんた、朝になったらさっさとここを出て、最初に出会った者の言うとおりにしなはれ」
というお告げですな。
1.六角堂から出るのは男。
2.元の姿になる方法を尋ねるのではなく、言うことに従え。
3.見えないはずなのに声をかけられて喜んだというのは間違い。
4.そそ。牛飼いに声をかけられて、「わが身はあらわれにけり」と勘違い。
5.付いていくようにいわれてない。言うとおりにしなさいといわれた。
だから4が正しい。

問5。
間違い探し。
4。男は尊い存在になんてなってない。

問6。
1.牛飼いから男を解き放ったわけでなく、験者の祈祷を見て牛飼いが退散しただけ。
2.男は寒がってなかった。祈祷の火がたまたま引火。
3.観音さまやるぅ。
4.牛飼いを信頼してない。験者に化けてもいない。
5.取引なんて命じてない。
6.内心どうとかなく、験者をみて立ち去ったわけじゃない。

答えは3。

敬語も主語なしも身分も歌もなく、なんと楽な・・・。

第4問 漢文。

問1。
乳飲み子のうちに母を亡くした荷宇は物心が付くと・・・という書き始め。
注にもあるように遠い土地に行った時のこと。
したがって、5と4

問2。
(イ)は文脈からしても「そこで」。なら1か5
(ア)意外じゃない。 てことは1が答え。

問3。
いつも母を思ってる。1がこたえ。 
「慰め・いたたまれなく・もの思い・人には言わず」はない。

問4。
書き下しを和訳するとよい。答えは4。

問5。
「見」に注意。母に会えた。4。

問6。
母の姿の絵と母の夢を見ている荷宇の絵。
土地の風景ではないからまず1と4と5は消す。
2と3は順番ちがい。3が正しい。

問7。
1・3・5は2文が順接(相手に通じるものだから)。2・4は逆接(相手に通じるものだけど)。
1・3・5をまず選び、それぞれの最後の1文を比較。5が正解。



ということで、だんだん手抜きになった解答解説でした。長々と読んでくださってありがとう。

皆さん、2次試験がんばってね!















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■モノカキ志望だけどハジカキの方が多そうなこの人生の「言い訳」や「いいわけ?」。

■隠し事下さい。ちゃう。書く仕事下さい。

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