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リニューアルした朝日新聞の新しいコーナー
大阪大学の金子教授の誌上特別講座「ニセ科学1」で、
『水からの伝言』という写真集があるのを初めて知った。
なんでも小学校の道徳の授業で使われているらしい。

>ビンにいれた水に「ありがとう」と書いた紙を「見せる」と、その水はきれいな結晶を作り、「死ね」などの言葉を見せるとそうはならない、と書かれています。(記事内より)

だそうです。

で、水も言葉の良し悪しに反応するのだから、よい言葉を使いましょうという教育に使われているそうだ。

へー。


検索してみるとかなり有名な話みたいで、「信じないで」と書いているサイトがいっぱい出てくる。
そして、信じる派(うーん、信仰?上とか商売がらみの理由?)は、菊池教授を批判している。(そりゃそうだろ。。。菊池教授の意見は科学的根拠にのっとっていて、論点は「信じる/信じない」のレベルから脱することができない。となると、信じる派は「菊池教授はつまんない」という「お前の母さんでべそ」並みの反論しかできなくなるのだ。)
まあたぶんあの新聞記事を受けて、今日は朝日新聞社や菊池教授や大阪大学に嫌がらせの電話が続々と・・・

水が言葉に反応するというのは、「波動水」がらみの主張らしいが、客観的に見れば「幸福の壺」とか「パナウェーブ」とかそういうものとあまり変わらない気がする。
(実は波動水がらみの金箔入りグラスというものがうちにはある。家族のちょっと関わったことがある学生さんが、地方の国立大学に入学後それにはまってしまった様で、お土産と称して説明書付きで下さった。手吹きガラス製で金箔がたっぷり散らされており、それなりに綺麗なのでありがたくフツーに使わせていただいている。)



「科学的根拠がないので子どもの教材に向きません」

と、ビラをまかなきゃならないほど、教育現場は・・・ああこわい。

まず、鉱物には耳や目がないから文字を見せても反応するわけがない。
ある種の光線を当てるとかならまだ「へえそうなの?」とか思う人がいてもいいかもだけど。
それに、鉱物が日本語を読むというのも笑える。誰があいうえおを鉱物に教えたんだ。
第二に、・・・は要らないね。数学で習ったでしょ。初めの仮定が間違っていると後がどうであろうとそれは「偽」なのです。


いい話は大事にしたいというのはわかるのだが、それを人に押し付けること(特に予備知識や判断力のない子ども相手に)は、戦中の教育に似て、何かの意図の方向に人を誘導するのと同じことで、それを鵜呑みにするのはとても危険なことである。

そのうち、どこかの国の水が言い出すんじゃないの?
核の雨が世界を浄化するって。





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無題
> 核の雨が世界を浄化するって。

ある意味、それは一番確実な浄化方法かも知れない。
だって人間が絶滅するでしょう。
その後、何億年もかけて地球はまた人間の居ない自然を取り戻すでしょう。
くまぱぱ URL 2007/04/02(Mon)13:11:52 編集
そういや
なんで小説やらの信仰宗教は水に絡ませることが多いんだろう。
みずみずしくないのに。
よるにぢ 2007/04/02(Mon)13:13:31 編集
re:
>くまぱぱさん
ええ、ええ、そうなんです。
鉱物パラダイスです。
もう一回アメーバの時代から始めるんでしょうね。今度は紫外線にも温暖化にも強い生物が発達して繁栄します。

>よるにぢさん
どこでも安価で簡単に手に入るからではないでしょうか。(ほんまかいな
きの 2007/04/02(Mon)17:44:18 編集
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