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愛知県知事って、本当のアホじゃないのか。

ハンディキャップのある人たちのことを、
「弱い悪い遺伝子をもった方」
といったらしい。
しかも、ハンディキャップのある人たちを気遣った言い方をしたつもりだったらしい。

これはものすごい差別発言で、遺伝子レベルまでも遡って人の尊厳を傷つける、はっきり言って、相手の、生物としての存在をも否定するに値する発言である。
近年、「ハンディキャップのある人たちのそのハンディを個性と受け入れ、健勝者と障害者が役割分担をし助け合って社会を形成する」という考え方において、教育がされてきたのではないのか?
障害者(健勝者から見た)も立派な一人の人間であり、同じ重さの人権を持ち、一緒に生活することが理想とされていて、この春から小学校の教壇に立つ乙武氏は、それを生身で教えるためにスポーツジャーナリストから一歩踏み出したのではないか。
彼は自分を「障害者」とは全然思っていないはずである。
多くの人から見れば、彼の体型は不便極まりなくさぞ不自由だろうとおもわれるが、彼は彼の体型を少しもハンディと思っていない。彼の両親が彼を哀れまず、一人前の人として扱い育ててきたおかげで、彼はほとんどの生活を自発行動でこなす。社会に存在するモノは、四肢を生やした標準体型に合わせて作られているから、中には彼が自力で扱えないモノもあるであろう。しかし、そのときは普通に人の手を借りればいいのだ。背の低い人が「あそこにある物をとって」と他の人に頼んだり、握力の弱い人が「ビンのふたを開けて」と頼んだりするのと同じである。それをいちいち「ハンディキャップ」と捉えることが、差別の始まりなのである。

遺伝子を弱いとか悪いとか言うことが差別につながるということは、なにも今更言い始めたことではない。病気の究明が進むとともに、「遺伝病」といわれる病気が明らかになり、たとえば現在多くいる糖尿病を持つ人々は、「遺伝病」といわれることを大変恐れている。結婚や就職などの際、病気を理由に差別を受けることが想定されるからだ。遺伝子でその人を判断することは、どうしようもないその人の「生物学上の人生」に他人が評価を下すことと同じで、たいへんむごいことである。「お前の母ちゃんでべそ」(昨日に引き続き登場。この言葉はなかなか奥が深いかもしれない)が笑い話ではすまなくなる。

ほんと、愛知県知事アホ。
本人にきいてみたい。
「あなたの馬鹿な発言は、あなた個人の脳の悪さによるものですか。それともあなたの持つ遺伝子のせいですか」

「遺伝子が悪い」とは、孫子の代まで祟られる言葉である。


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無題
うわー・・・。
こんな当たり前のことに説明が必要な世の中に・・・。
おそろしや・・・。
よるにぢ 2007/04/03(Tue)10:03:16 編集
へぇ~
そんなこと言ったんだ。いかにも自分が優秀な遺伝子を持っていると言いたいみたいやね。
区別は必要だけど、差別は不要だよね。
たぶん知事さん、来世はハンディキャップを持って生まれてくるよ^^
すの^-^まん URL 2007/04/04(Wed)16:26:43 編集
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